レビューポイントは「画面作り」「テーマの描き方」「演者の表現」「音楽との組合せ」「感動(新鮮な感情)を持たせてくれるか」「好みじゃなくても鑑賞にのめりこむか」です!
とにかく凄く美味しそう…。
真似したくなるが、調理工程すべて動画で追えるのに同じ味には作れなさそうで、圧倒される。
また単に料理するだけではなく種や苗から食物を育て、畑や垣根の手入れや焼窯設置など、食の周辺まで一通りDIYし、真に美食を追求する。
さらに中国伝統に関わる日用文化品(文房具、寝具、衣類、家具、新年の装飾など)も、1から(組立だけ)ではなく0から(素材育成)から作る。
あっぱれ!!
言わずと知れた漫画・アニメですね。
いま4期The Final Seasonをリアタイしており、良い意味で初期からメチャ印象変わったので進撃を受けてます。こんな風になると思ってなかたよ…。
驚いたので1話から最新話までもう1周しました。まさかの世界歴史大編の重厚さ。面白ぇ…。細かなエピソードが多いので「早い段階でこれ登場してるじゃん」とか「この話関係あったのね」とか一見じゃ頭まわらない私には咀嚼し甲斐がありスギィです。「もしやこれも伏線?!」もありスギィです。
マンガらしいキャラやガジェット、人間性や組織の描き方、現実風味に世知辛いストーリーの組合せバランス◎、OP&EDもばっちしです!
たしかに主人公(八幡)は根暗野郎ではあるのですが自己犠牲払って問題解決するタイプの有能なので、それに気づいて惹かれる暗めのツンデレと明るめのツンデレに好かれます。そのあと年下のツンデレにも好かれます。
ストーリーは、学園の人間関係を主にした世知辛ぇ問題が湧いてきます。高校生って周囲を意識しまくるから大変だよね。
3期あるのですが2期から絵柄がシュッとした感じに変わり八幡が若干イケてる顔面になってしまうので、残念です。
怖いか・怖くないかは、見る人によって違いそう。アートフィルムな映像表現。雰囲気系かと思いきや、物語進行はわかりやすい。
自然豊かな環境に、手描きの伝承画、小屋や門や祭具、食器類、服装など大道具小道具により「実際こんなコミューンあるかもね」と思わされそんなに胡散臭くは感じなかった。
個人的に好きな舞台設定だった(閉ざされた村、信心深い人々、伝統的な儀式、民族的装飾…)が、新鮮さは無かった。
が、全編通してちゃんと心地悪かったので、ホラーの一つとしてはありですね。じんわりキモい。
北欧神話に詳しければ文脈が更にわかるのかな?
きゃわいしゅぎる。。。無垢な瞳、ぷり尻みたいな口、もちもち、ふあふあ、ぴょこぴょこ動く!
なぜかモルモット+車っていう設定も違和感無くて、実際の動物見た時と印象似てる。
タイヤは回転せず、やわこいから事故っても人死ににくそうでいいな〜
「キュン死に」するし「キュートアグレッション」が高まる。。。
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監督インタビュー動画拝見。実際にモルモットを飼っており、生態観察を活かしたエピソードを取り込んでいる。(耳の聞こえが良く、冷蔵庫開けて野菜が入ってるビニール袋触った時のガサガサ音だけで狂ったようにPUIPUI騒ぐらしい)監督はそれを「虚無感のある鳴き声」と表現していた。
ウルサイかわゆ〜💓(モルカー中毒)
映画版クレしん的「動く絵」としてのアニメ好きな方にオススメ。
Flashを主に使った制作会社サイエンスSARUによる。水や身体の造形に爽快感あり、動きの表現に目が惹かれる。人の等身も長いが、首がすごく長い。『夜明け告げるルーのうた』『DEVILMAN crybaby』『映像研には手を出すな!』の湯浅政明監督オリジナル作品。
人気歌手の男女がダブル主演で、王道的ちょい古ダサ爽やか主題歌がこれでもかと使われ、若くて精気の満ちたカップルの生々しい世界観に肌を撫ぜられる心地になるのが見所の一つだと感じた。
ストーリー自体は、予告編や公式サイトにほぼ提示されているので、筋を追って鑑賞するというよりは、描かれ方を楽しむ感じ。売りは恋愛モノのだが「とにかくおもろいアニメを作りたいんじゃあ!」という意気込みを受け取りました!
すぐ影響されて、チェス買いたくなりましたw 駒や盤の造形ってとっても美しいですね。定石の技名もカッコいい。
「何か一つのことに打ち込む人って、こういう生き方するんだ」とよく分かります。
それを体現する、主人公ベス役のアニャ・テイラー=ジョイの魅力が凄いです。顔が個性的な美女です。
登場人物数も絞られていて、他の役者さんもルックスが際立っててめちゃ覚えやすいので、複雑な洋画が苦手な方にもオススメです。
60年代のアメリカや諸国都市の雰囲気を作り上げつつも、古めかしい印象は無いので入り込みやすく、服も舞台装置も小物もこだわり抜かれていて素敵です。
製作者側が一番楽しそうだと感じた。
一話完結とはいえ一貫して進行する事件もあり、最終話まで見届けたくなる構成だった。
TVドラマで刑事バディものがそういうものかもしれないが、主演二人のBL感が漂うのを見て楽しむシーンが多い。他にも男性の人気俳優や顔の可愛い登場人物がいたり、美女の隊長が紅一点感を醸したり、ベテラン俳優陣が周りを固めていたりするのが、さらに萌え感を増長すると感じた。
キャラ設定やセリフの恥ずかしさは、熱血マンガ的に捉えて視聴すると見やすい気がした。
既刊11巻「公安編」読了。
もたついたところが無くて、クール!
ギャグとお色気も丁度いい具合に気を惹かれます。
1コマ1コマに緊張感が漂います。バトルの動的なシーンの躍動感は、画角や描写に見入ってしまいます。(人物の身体の動かし方、物体の距離感や飛び散り方など、形状や配置が上手いっ。そのまま絵コンテとかになりそうです。)
画風は、冨樫義博(バケモノのこわグロさ)、大友克洋(退廃的なヤンキー世界感)、安野モヨコ(美女と本気なのかおちゃらけてるのか哀愁なのか感)を彷彿としました。
レビュー更新:2021.9
日本画の巨匠です。野山や里や海など、風景の絵を沢山描いています。
若い頃は写実的な画風で、中年頃からデフォルメされ抽象的な表現へ移行していきます。
パッと見、ほんわかして鮮やかな色味で可愛らしく、入り込みやすい絵なのですが、描かれている線や色面が非常に厳選されています。
私の実体験では、美術館で何枚か絵を見た後に、外へ出て実際の木々や野原や空を見ると「なんかすごく竹喬っぽい」と視覚されました。それは「作者の見た特定の風景」を描いているだけではなく「様々な土地で見られる自然の風景の共通性」を表しているのだと感じました。洗練された造形で描画されるのは、植物の形態や気候等による物質の見え方の本質なのではないでしょうか。
感動した私は竹喬を「ヴァルールの魔術師」と呼ぶことにしました。ヴァルール=色相・明度・彩度の相関関係(仏語/美術用語)の調整が異常に上手いので…!
なんともミニマル。
モノクロ映像がすごーく淡々と進むので、2時間半が長ーく感じました。ついウトウトしてしまうんですが、ハッと目を覚ますとまだ同じシーンが続いてたりします。
が、つまらなく感じさせない映像や音の圧倒感や映画的仕掛けが素晴らしいです!めちゃくちゃ美麗です。
世の中に映画は山ほどありますが、この映画と似たものは他にあるのかなぁ、と思いました。
それで作品成立させている大量の「マニアっく引用ネタ」が追いきれないが、後に元ネタ本家に出会うとこちらも思い出すおいしさがある!
二等身キャラの皮を被っているが、中身に人格が無い(^^)
全巻読了
創作物に影響を受けることはよくあるかと思います。
「大義(正義)のために(自己)犠牲をすることは意味がある」とセリフや価値観がよくでてきて、
もし現実の自身の思想にも反映すると、苦しい環境に身を置いている際にその状況を敵とみなして我慢し無理して抗う道を選ぶ理由に使っちゃうかも、と思いました。
なんか戦時中みたい…コワイヨと私は受け取ってしまいました。(世間に鬼が出てきて食われる世界観だから仕方ないけど)
まあ、そんなことを除いて鑑賞すれば、
絵柄・服装デザイン・場面描写・感情描写の点に新鮮さを感じました。
他に同作者の短編も読みましたが、漫画雑誌『ガロ』みたいなレトロ薄暗さを感じ、本作もそんなようなものがエッセンスになっていると思います。
・絵柄:
少女漫画みたいな細くて途切れる線で柔らかさがあり(特に初期)、顔や目も丸くて可愛げがある
キャラデザの王道さ&髪の描き方&女性の身体描写(高橋留美子さんの造形みたいな)
単行本の各話扉絵の画面構成が、浮世絵木版みたいで上手い
・服装デザイン:
あえて手描きしている着物柄の華やかさ(特に女性キャラ)や、帯小物や装飾品の描き込みを徹底している
・場面描写:
同人誌やオタク目線のような細やかな丁寧さで「キャラ対キャラのちょっとした交流」や「ひとりごと」がいちいち描いてある(小コマや、単行本では各話ごとの間頁など)
・感情描写:多くの読者が印象的に感じているであろう「どんなキャラにも背景が必ずある」と必ず伝える
ファッションと美術造形の組合せが最高に美しくてお洒落です。素材から感じる重量感、現代の代替え品では無さそうな質感や色味が、中世西洋絵画みたいです!
面白いのに集中力が持たず、シーズン前半の途中までで視聴を挫折してます。
見応えある映像表現でした。処刑シーンで人の死に苦しむ姿を見るのでセンセーショナルですが、同時に光や風や海がきれいです。
神父も信者も奉行も、演者が皆魅力的で、特に焦点の当たっていた窪塚洋介のキチジローが感情にうったえられました。
宗教がテーマですが、それを通して描きたいものは史実がどうとか日本人が外国人がどうとかよりも、人間の生々しさや価値観への投げかけだと感じました。
背筋がゾク…っと感が余韻するところ、シーン作りが本当に美しい(=こわいし見たくなっちゃう)ところが好きです。黒沢監督らしさだと受け取っています。
邦画的なジト〜っとした雰囲気をたたえつつ、映画的なしかけがたくさんあり、役者陣の名演技あり、一見で理解しきれない部分もあり、テーマが簡単には終わらず考えさせられます。
ピエロメイクにバリエーションがあり、見た目の変化も楽しみでした。
いつJOKERメイクになるのか待っていましたが、最終段階の変身シーンがイカしてました!ホアキン・フェニックス演じる独特の格好良さです。
暴行や介護やいじめなど、オマージュされているキング・オブ・コメディよりも暗く感じるシーンがジョーカーの人間味を増していました。
面白かったです!
主人公が夢の実現のため繰り出す行動に対し、狂気や哀れみを感じるけれども、本人にネガティブさや葛藤の様子はなく常に堂々と振る舞っており、そこが羨ましくもありました。
絵の描き込みや動きや音の表現はとっても美しく見所があります。
が、描かれるテーマと各キャラクター描写に押し付けがましさを感じてしまい、感動的な雰囲気のはずなのに感情移入できず、残念でした。
キャッチコピーは 「疑え。惑わされるな。」
殺人事件が続くため、目の前の出来事をもとに推理していくこととなるかと思います。
テーマの描き方に「こういう表現の仕方があるのか!」と、めちゃ衝撃を受けました。簡単に処理できない色々な感情を持たせてくれて、変な気持ちになるのが心地よく、好きでした。
血生臭さ、ホラーさ、呪術的さ、ワンシーン毎に画も美しく印象的です。