| 監督 | トッド・フィリップス |
| 脚本 | トッド・フィリップス スコット・シルヴァー |
| 原作 | ボブ・ケイン(キャラクター創作) ビル・フィンガー(キャラクター創作) ジェリー・ロビンソン(キャラクター創作) |
| 製作 | トッド・フィリップス ブラッドリー・クーパー エマ・ティリンガー・コスコフ |
| 製作総指揮 | マイケル・E・ウスラン ウォルター・ハマダ アーロン・L・ギルバート ジョセフ・ガーナー リチャード・バラッタ ブルース・バーマン |
| 出演者 | ホアキン・フェニックス ロバート・デ・ニーロ ザジー・ビーツ フランセス・コンロイ |
| 音楽 | ヒドゥル・グドナドッティル |
| 撮影 | ローレンス・シャー |
| 編集 | ジェフ・グロス |
| 製作会社 | DCフィルムズ ヴィレッジ・ロードショー・ピクチャーズ ブロン・クリエイティブ ジョイント・エフォート |
| 配給 | ワーナー・ブラザース |
| 公開 | 2019年10月4日 |
| 上映時間 | 122分 |
元から精神的な疾患を抱える、社会の底辺で生きている主人公がどんどんもっと狂っていく姿が見れます。
メイクも好きだしタバコを終始吸っているのもかっこよい。ホアキンフェニックスの演技力は他の追随を許さないほど高く心に残ります。
主人公がかわいそうだけど、ダンスや動きが独特で面白いです。
世の中には精神的におかしい人や犯罪者がいて
人はその人たちを悪者扱いや社会不適合者と決めつける事がほとんどかと思います。
しかし、そんな人たちが犯罪に手を染めてしまった経緯はなんなのか?とこの映画を観て疑問をもつようになりました。
自分に置き換えて、環境がよかったから犯罪をしなくて済んでいるのか
また、ジョーカーのように愛されなかったら犯罪者になってたのかと考えさせられました。
いやぁ自分が普通の感覚じゃないってのは
他の人に言われてたんですが、これのニュースの
インタビューのシーンを見て
「かましたれ!」って思うのは
やっぱ普通の感覚じゃないんだなって。
気分害したら申し訳ないです。
ピエロメイクにバリエーションがあり、見た目の変化も楽しみでした。
いつJOKERメイクになるのか待っていましたが、最終段階の変身シーンがイカしてました!ホアキン・フェニックス演じる独特の格好良さです。
暴行や介護やいじめなど、オマージュされているキング・オブ・コメディよりも暗く感じるシーンがジョーカーの人間味を増していました。
自分を馬鹿にする人間に仕返ししてやりたい。
そんなプライドを持ちながらも、勇気はない。
独りよがりでどうしようもない。だったら全て壊してしまいたい。
全体を通してショッキングだが、
似た感情を覚えた記憶がある人間にはひどく痛快に感じる作品。
最後は自分もジョーカーになりたいとさえ思える。
そしてとにかくホアキンの演技力に震える。
心の中の抑えてきた感情がゆっくりと溶け出すような感情を「真顔」で表現する男。
真顔でいても他人からはニヤけているように見られる人というのがおりまして、そういう人はコンビニ前などで徒党を組んでいらっしゃる育ちのよろしくない方々から「なに笑ってんだよ」と絡まれたりします。ぼくはカツアゲもされました。この世に正義はありません。という感じの映画です。