ミッドサマー(映画)
【読み】 みっどさまー
ミッドサマー(映画)【 みっどさまー】

長編デビュー作 『ヘレディタリー/継承 』が世界中で絶賛され、いまハリウッドの製作陣が”最も組みたいクリエイター”として注目しているアリ・アスター監督の最新作。恐怖の歴史を覆す、暗闇とは真逆の明るい祝祭を舞台に、天才的な発想と演出、全シーンが伏線となる緻密な脚本、観る者を魅惑する極彩色の映像美が一体となり、永遠に忘れられない結末に到達する。前代未聞の”フェスティバル・スリラー”がついに日本上陸!

みんなの感想

また時間を空けて観ようって思う癖になる映画

メンヘラで不安定な人にはかなりキツイ映画かも知れない。

先が読めない面白さがある映画。じゃあ全体的にどこが面白かったかと聞かれると、よくわからない映画という印象。

こういう映画も時々観たくなるし、稀にあってもいいよねと個人的には思いますが、おすすめ度は低めです。

昔の日本の田舎の方でもこういう風習はあったんじゃないかなーとトータルで思った。

色んな伏線みたいな物をしっかり回収させながら進んでいくのは良かった。

自分的には怖いと思いよりも、こういう物もあるよねみたいな感じで見た作品

怖いか・怖くないかは、見る人によって違いそう。アートフィルムな映像表現。雰囲気系かと思いきや、物語進行はわかりやすい。

自然豊かな環境に、手描きの伝承画、小屋や門や祭具、食器類、服装など大道具小道具により「実際こんなコミューンあるかもね」と思わされそんなに胡散臭くは感じなかった。

個人的に好きな舞台設定だった(閉ざされた村、信心深い人々、伝統的な儀式、民族的装飾…)が、新鮮さは無かった。

が、全編通してちゃんと心地悪かったので、ホラーの一つとしてはありですね。じんわりキモい。

北欧神話に詳しければ文脈が更にわかるのかな?

注意

ネタバレが含まれています!

スリルとホラー、狂気を味わいたい人におすすめの映画。サブリミナル効果が使われ、物語が進むとともに、ボディブローのようにどんどん効いてくる。

舞台となるのは、スウェーデンの人里離れた自然の深い美しい村。村出身の友人に”祝祭”の参加を誘われ、主人公ダニ―たちの大学生一行は訪れる。

村をあげて歓迎を受けるが、伝統の祝祭は狂気そのもの。

村人たちは他者の感情に激しく同調し大声を出したり、嗚咽を漏らしたり…。

伏線も多いため、グロが苦手な視聴者も一瞬たりとも目が離せない。

主人公ダニーが恐怖を感じ、戸惑いつつも、村の狂気に取り込まれて同化していく。

バッドエンドと感じるかどうかは、視聴者側に託された作品と感じられる。

気味の悪かった点

・村人の共感(他者の辛い経験や悲しい気持ちを察すると、村人全員の大人が大声で咽び泣く)

・お花全開(気味の悪さを増長するためかもしれない。怪しげなハーブっぽい。死者の目にも詰める)

・想い人へのおまじない(比喩が直接的すぎる)