レビューポイントは「画面作り」「テーマの描き方」「演者の表現」「音楽との組合せ」「感動(新鮮な感情)を持たせてくれるか」「好みじゃなくても鑑賞にのめりこむか」です!

見応えある映像表現でした。処刑シーンで人の死に苦しむ姿を見るのでセンセーショナルですが、同時に光や風や海がきれいです。

神父も信者も奉行も、演者が皆魅力的で、特に焦点の当たっていた窪塚洋介のキチジローが感情にうったえられました。

宗教がテーマですが、それを通して描きたいものは史実がどうとか日本人が外国人がどうとかよりも、人間の生々しさや価値観への投げかけだと感じました。