コメディアン志望の一青年の偏執狂的な売名作戦を描く風刺喜劇。
出演、ロバート・デ・ニーロ。
面白かったです!
主人公が夢の実現のため繰り出す行動に対し、狂気や哀れみを感じるけれども、本人にネガティブさや葛藤の様子はなく常に堂々と振る舞っており、そこが羨ましくもありました。
ロバート・デニーロ演じる主人公、ルパート・パプキンは、非常に行動力があり、話術巧みで妄想癖があって嘘つき、そして人の意見を全く聞かないヤバい人物。
彼が行動するたびに「まじかこいつ…」となり、妄想のシーンが出るたびに「こいつ大丈夫か…」となる。それの繰り返し。
ジョーカーの元ネタと言われるだけあって主人公のヤバさが際立っている。
上映当時はあまり評価が高くなかったらしいけど、個人的に大好きな映画のひとつです。