ハンガリー語: A torinói ló
英語: The Turin Horse
2011年のハンガリー映画。154分。
トリノの広場で泣きながら馬の首をかき抱き、そのまま発狂したというニーチェの逸話にインスパイアされて生まれた。
しかしニーチェが登場することはなく、全編ニーチェ的なニヒリズムの世界における、とある親子の生活が描かれる。
なんともミニマル。
モノクロ映像がすごーく淡々と進むので、2時間半が長ーく感じました。ついウトウトしてしまうんですが、ハッと目を覚ますとまだ同じシーンが続いてたりします。
が、つまらなく感じさせない映像や音の圧倒感や映画的仕掛けが素晴らしいです!めちゃくちゃ美麗です。
世の中に映画は山ほどありますが、この映画と似たものは他にあるのかなぁ、と思いました。