ひろです。

60人の乗員乗客その全員が失踪もしくは死亡という怪奇な運命をたどった船の軌跡を辿り、その全員の行方を明らかにしていく推理ゲーム。

人が亡くなった痕跡があると、亡くなった瞬間の過去視ができるという、不思議な力が宿った懐中時計を携え、過去の状況を覗き見て「誰が」「誰に」「どう殺害されたか」を解き明かしていく。

 

ヒント機能はなく、すべて自分の力で解き明かしていく必要がある。

「詰んだ」と思ったときは、発想の転換や、今まで見逃している視点での気づきが必要なので、それに気づけない限りは本当に詰んだ状態になってしまう。

3人の行方を正解するごとにゲーム側が「正解!」と言って情報を確定してくれるので、仮説であっても一旦情報を埋めていくことで、ある程度当てずっぽうでもなんとかなる。

クローズドサークルのミステリー小説。

タイトルは、この単語から真っ先に連想できる通り、ノアの方舟から取られたもの。

 

かなり話題になっていたので読んでみたが、読む前の期待は超えてこなかった。

何を書いてもネタバレになるのでこれ以上の感想は控えます。

自分が観た映画のなかで、ベスト3に入るくらい好きな作品。

学歴と能力が重視され、競争を強いられる現代インドでの、3人の学生の成長を描く。

 

インド映画らしく3時間超と長編だが、喜怒哀楽が感情のジェットコースターのように目まぐるしく、時間を忘れて観ることができる。

とにかく気持ちが晴れやかになって、前向きな気持ちになれる映画。

インド映画が取っつきづらそうだなぁと感じる人も、是非観てみてほしい。

人狼をテーマにしたアドベンチャー?ゲーム。

CPUを相手に何度も疑似的な人狼をプレイしていくことになるが、その流れもストーリーに組み込まれている。

 

伏線が適度にあり、最後にはしっかり回収されて綺麗に終わり、そこそこに面白かった。

途中、ストーリーを進めるために人狼を作業のように繰り返すのがちょっと面倒ポイント。

異なる時代に生きる13人の少年少女をめぐる、壮大な物語を描いたゲーム。

巨大ロボット、タイムトラベル、タイムループ、人造人間、陰謀論めいた秘密組織、人工知能、宇宙・・・

世の中のSF作品の要素を闇鍋的に片っ端からブチ混んで、無理やり感のない一つの筋の通った物語に仕立て上げている。シナリオライターは化け物か。

時代がバラバラな13人の話を断片的に追っていくことになるので、最初のほうは話の全体像がまるでつかめず、荒唐無稽とすら思える。

ところがゲームを進めていくと、それらの話が立体的に一つの物語を形作り始め、次第に興奮が高まり、気が付けばのめり込んでプレイしている。

 

ゲームジャンルは、アドベンチャー+タワーディフェンス+シミュレーション?こちらもごちゃごちゃしてて一言で言い表せない。

ゲーム性はそこまで高くなく、特にタワーディフェンス+シミュレーションのパートは作業ゲーになりがち。

少し遊んであまり面白味を感じなければ、難易度を落としてストーリーに集中するのをオススメします。

 

ストーリーがとにかく非常によくできたSFになっているので、それだけでもプレイする価値はあります。

都市伝説をテーマにした、オカルトミステリーのアドベンチャーゲーム。

クリアまで18時間程度。

 

ゲーム的な面白さは皆無といってもよく、総当たり的に調べられるポイントや人にインタラクトして進めていく感じ。

ストーリーは、可もなく不可もなくで凡庸な感じ。悪くはないんだけど、ある程度展開が読めてしまった。

ドット絵やアニメーション・演出は独特のクセがあって、そこはかなり好き。

1600年代、明朝末期の中国を舞台にしたビジュアルノベル。

選択肢もあり、マルチエンディング。

フルボイスの読み上げを飛ばさずに、全エンディングを回収して13時間程度。

 

人々が飢饉に苦しむ乱世の中にある、一人の盗賊と、身寄りのない少女を中心に展開される物語を描く。

重く苦しく凄惨なストーリーだが、とても面白く、どんどんと先を読み進めてしまう内容だった。

全編を通して無駄がなく、非常に完成度が高いストーリー。

最初のほう、いろいろなことに違和感を覚えるが、それも含めて最後は大体のことが腹落ちし、読了感もとても良かった。

初代ゼルダの伝説とシューティングゲーを融合させたみたいなゲーム。

どちらのゲームの面白さも程よく出ていて、品質が高くまとまったゲームになっている。

 

シューティングゲーとしての難易度は低め。

某同人巫女さん弾幕STGでNormal~EXをクリアできるくらいなら、本作の難易度はAdvancedがちょうどよいと思う。

クリアまでは10時間、やりこみ含めても15時間はかからないくらい。

ポーカーのルールをベースにした、ローグライクなカードゲーム。

 

ポーカーの役でポイント(お金)を稼ぎ、稼いだお金でデッキや役を強化して、さらにデカいポイントを稼いでいく。

要求されるポイントに満たなくなったらゲームオーバー。1プレイ5分~30分程度。

ノーペアがロイヤルストレートフラッシュより強くなるなんてことが当たり前に起こるゲーム性が斬新で面白い。

ルールは習うより慣れろで実際にやってみるほうがわかりよいかも。

 

数字がインフレしていく快感をコンスタントに得られるのですが、ローグライクにしてはいかんせん運要素が強すぎて、クリアできるかはショップに強力なアイテムが並ぶかどうかにかなり左右されます。

とはいえ数字をインフレさせるためにどういう選択を取るかというゲーム性はしっかりあり、考えた戦略がうまくハマった時の気持ちよさはなかなかです。

P5Rに続いて、ちょうどタイムリーにリメイクが出たのでプレイ。

P5Rが後日談込みで100時間かかったが、こちらは70時間弱でエンディングまでいけた。

 

ストーリーは本当に何のひねりも無いザ・王道という感じだが、押さえるところは押さえているのでしっかり面白かった。

P5Rとはかなりテイストが違う物語だが、これはこれでとても良かった。

非常に爽やかで清涼感漂う青春時代を追体験したような気分。

一発ギャグを盛りまくって映画にしましたみたいな感じ。

なんとか映画としてまとめましたって感じで全体的に散らかったストーリーなんだけど、このテーマでめちゃくちゃよくできたストーリーだったらそれはそれでアレなので、これはこれでいいのかも?

深いことを考えずに、ブラックなユーモアで笑いたい時にちょうどよい。

非常に丁寧に作りこまれたJRPG。

ボリュームが凄まじく、攻略情報閲覧なし、ストーリーを素直に追いかけるだけでもクリアまで111時間かかった。

 

主人公が高校生ということで少年漫画的なストーリーを予想し、実際そういった展開も多かったのだが、それよりも近年の社会課題や現代社会にも通ずる善悪・価値観などのテーマが大きく、そこはいい意味で期待を裏切られた。

ゲームプレイやUIデザインも非常に洗練されており、殆どストレスを感じずに遊ぶことができた。

 

良くも悪くも超ボリュームのゲームであり、ストーリーがある以上最後までプレイしてこそなので、1つのゲームに100時間程度の時間をかけられる人にはオススメするが、そうでない人は無理にプレイしなくてもよいかな、といった感じ。

無実の罪を着せられ囚人となった主人公の、刑務所での生活を描く物語。

名作としてあまりにも有名なので今更ではありますが、もしまだ見たことのない人がいたら、この映画のことをよく知らないままで、できるだけ何も情報を入れずに見ることをオススメします。

2023年のGOTY「バルダーズゲート3」の日本語版が出たので遊ぶ前に、その世界観の予習に良いということで本作を視聴。

他のTRPGの経験はあるが、D&Dのルールや世界観についての知識はほぼ無い状態で視聴。

 

正直、あまり期待しないで観始めたのだが、予想をはるかに超えて面白く、大変満足した。

TRPGとD&Dそれぞれについて知っているかによっても評価が変わるかもしれないが、知識がなくても楽しめるとは思う。

 

小気味の良いテンポとギャグでサクサク進むストーリーの中に、しっかり伏線も張って回収し、クライマックスのカタルシスも感じられる。

アクションやCGも高品質で、お金をかけて作ってるであろうことが窺える。

 

往年のアメリカンB級コメディ映画のような面白さが炸裂しており、吹替のテンションもそういった内容にドンピシャに合わせてきているので、この映画は是非吹替でみることをオススメしたい。

高難易度パズルゲーム。

 

操作面の難しさではなく、論理的思考や、発想の転換、そして時にはひらめきを必要とするタイプの難しさ。

パズルを解くために必要な情報・要素はすべて画面上に最初から提示されるのだが、その状態で非常に悩ませられるような秀逸な問題が盛りだくさん。

ルール・ゲーム性のシンプルさからは想像もつかないような難易度には思わず舌を巻いてしまうほど。

 

本当に名作だと思うので、パズルゲー好きには是非遊んでほしい一作。

ただ難易度は相当なものなので、じっくり挑む覚悟で。

注意

ネタバレが含まれています!

中盤ごろの「総力戦!!」みたいな雰囲気は大好物。

マクゴナガル先生の「この呪文使ってみたかったんですよね!」というシーンが一番のお気に入り。

シリーズ通して見てきた仲間たち、登場人物が一つの方向に向かって団結するのはやっぱり熱いね。

 

ハリーの精神世界みたいなところのシーンはよくわからない。あそこだけどうしてもご都合主義というか無理やりに思えてちょっとそこが残念かなー

(原作を読んでいたらそのあたりももう少し腑に落ちるのだろうか?)

それ以外は締め方含めてまぁとても無難に着地したなという感じ。

 

改めて全作通して見て思ったが、ここ数年のエンタメ・ドラマ・映画って面白さがインフレしてるよなーと思った。

リアルタイム時は大きな話題だったハリーポッターだけど、今見るとストーリーは超絶面白い!って感じじゃないもんね。

世界観やキャラクターは今でもとても魅力的だけどね。

謎のプリンスは落ち着いた陰鬱な話だったのだが、この最終作はいよいよ宿敵に立ち向かっていくという話で、ダークな中にも躍動感のあるストーリーが展開される。

全編を通してシリアス、ダークで暗いストーリー。賢者の石の頃のキラキラ感はもうどこにもない。笑

今作でいよいよ宿敵ヴォルデモートの核心に迫り、最終作へとつながっていく。

魔法使い!ファンタジー!という色から徐々にトーンを落とし始め、一気にダークな世界観が前面に出てくるのが今作。

幼少期に見たときはそのダークさについていけずこのあたりで面白くなくなってリタイアしたなぁという記憶。

今見直すと、当然ストーリーはよく理解できるが、かといって超面白いかというと凡庸な感じ。

思春期の恋愛と、前作からさらにダークさを増してきたストーリー。

この作品を境に、ハリポタのストーリーは一気にトーンダウンして大人向けになる印象。