異なる時代に生きる13人の少年少女をめぐる、壮大な物語を描いたゲーム。
巨大ロボット、タイムトラベル、タイムループ、人造人間、陰謀論めいた秘密組織、人工知能、宇宙・・・
世の中のSF作品の要素を闇鍋的に片っ端からブチ混んで、無理やり感のない一つの筋の通った物語に仕立て上げている。シナリオライターは化け物か。
時代がバラバラな13人の話を断片的に追っていくことになるので、最初のほうは話の全体像がまるでつかめず、荒唐無稽とすら思える。
ところがゲームを進めていくと、それらの話が立体的に一つの物語を形作り始め、次第に興奮が高まり、気が付けばのめり込んでプレイしている。
ゲームジャンルは、アドベンチャー+タワーディフェンス+シミュレーション?こちらもごちゃごちゃしてて一言で言い表せない。
ゲーム性はそこまで高くなく、特にタワーディフェンス+シミュレーションのパートは作業ゲーになりがち。
少し遊んであまり面白味を感じなければ、難易度を落としてストーリーに集中するのをオススメします。
ストーリーがとにかく非常によくできたSFになっているので、それだけでもプレイする価値はあります。