過去に起こった火事の原因を潜入捜査する話。最初は主人公の脇が甘過ぎて見るのをやめようかと思いました。ただ思っていたよりはしっかり押さえてあったので視聴。感想としては「民法のドラマと変わらないな」という感じでNetflixでなくてもよいと思いました。
アニメや漫画を見ない層への最適解だと思いました。そこはかとなくディズニーを彷彿とさせるメルヘン感。ただ個人的には内容を知っていたからか予定調和な展開に思えました。
なるほど。舞台が珍しい王道スポ根。ドラマならではの登場人物の掘り下げと潤沢な資金での絵面。まあ流行りますよね。ただ続編ありきなので未回収の伏線が多くS2以降に期待というところ。
探偵が主人公のノベルゲー。孤高の島で行われる連続殺人を解決する内容。正直なところ目新しさはなし。ミステリーとしては薄く、SF要素もありがち。まさかこの絵柄でギャルゲー要素のおまけがあるとは。9時間ほど。
坂元裕二が脚本をした初のNetflixオリジナル作品。人が死ぬのを目撃した自分以外の6人が「知らない」という話。本格というよりはライトミステリーという感じで特に新しいものはなかったです。これを見るならば同じ時間を同じ坂元裕二作品の「スイッチ」に使う方が良いと思います。
無茶を命じられた藩が問題を解決する痛快エンタメ時代劇。個人的にはまあまあ。キャストも設定も良いのにテンポが悪く、特に後半はまとまりも良くなかったです。殺陣も大雑把でシリアスとコメディが中途半端でした。
無茶を命じられた藩士が問題を解決する痛快エンタメ時代劇。個人的にはハズレ。終始雰囲気が緩いためダレます。振り幅がないのでコメディ要素も上滑りしています。星野源は軽すぎるし、豪快な役を高橋一生が演じるのは違和感がありました。
「障害者だって遠慮ばかりせず迷惑かけて生きてもいいじゃない」という内容。インパクトをつけるため障害者がわがまま放題なので、そこが受け付けない人は多そうです。そうなるとボランティアに感情移入もできず見るのはストレスになりそう。個人的にはギリ大丈夫でした。
養子縁組の話。感情移入する先がなくてドキュメンタリーみたいでした。内容は大人なら理解できている事だと思うため、中学生向けという印象。カメラワークに監督の自己陶酔を感じて個人的には合わなかったです。
「さかなの子」が良かったので流れで沖田修一作品。ほのぼの系の内容で評判が良いのですが個人的には微妙。主人公のキャラが弱い気がします。なのでメリハリがない。それが2時間40分。同じ高良健吾なら「いつ恋」くらい振り切った方が成立していた気が。
ボロアパートに住む住人たちの話。まず「生活保護案件ではないか?」と思いましたが、それぞれ事情があるのでしょう。死生観がテーマですが重くなりすぎず、対比としての食事シーンが楽しそう。それだけの映画です。
いかにも「感動作」というタイトルなので避けていました。中村義洋作品らしい良いテンポとエンタメ具合。主演が阿部サダヲというのもシリアスになり過ぎずターゲットの客層に合っていると思いました。ただひとつ「良い状態のリンゴの木」というものが示されないので絵面的に響かないのが残念。
江戸時代後期の縁切寺を舞台にした人情噺。評判の良い今作ですが個人的には失敗していると思います。理由はいろいろありますが、大泉洋演じる主人公が過ごした24か月の時間の流れがまるで感じられないのが致命的。
我孫子武丸2作目の作品。処女作「8の殺人」や「メビウスの殺人」との3部作ですが単体で読めます。冒頭に作者からの「挑戦状」とも言える文言が載っていて読者を試しているのが憎いです。「警察無能すぎ問題」がつきまといますが、個人的には我孫子武丸の中では「殺戮」についで良い出来だと思っています。
伊坂幸太郎の小説が原作ということで見てみました。なかなかに面白くない映画でした。いろいろな殺し屋が出てくる荒唐無稽さが魅力なのですが、出てくるところがピーク。登場人物の魅力が伝わらず空振りしています。物語が収束しない稀有な内容でした。
「カラスの親指」の続編。映像化されていなかったので小説にて。前作は映画と原作で内容が変わっている部分があったため、補正しながら読む必要がありました。感想としては「良い所もあったけど悪い所もあった」。プロットは良いのにストーリー展開にいまひとつスピード感がない。主人公は阿部寛を当て書きしたかのようにイメージできましたが、ほかの登場人物は魅力なし。
「のん」のキャストが抜群ですね。「中性的で性のニオイがしない」「年齢不詳」という事が現代ファンタジーを成立させていると思いました。ですが140分は長い。上手にやれば同じような満足感を90分ほどでできたのではないかという気がします。
邦画によくあるエモい恋愛映画か、と思ってみていたら良い意味で裏切られました。良い胸糞映画でした。エグイです。ヒロインの体当たりな演技は圧巻。これが初の演技というのだから末恐ろしい。ただ、テーマが弱くて見終わった後に「何を見せられたんだろう」という気にもなりました。