ピクロスにハズレなし。任天堂ハードに特化してピクロスを作ってきたジュピターが、ついにPCでも遊べるピクロスのゲームをだしてくれたよ! 内容は、まあ、うん、ピクロスだ。ピクロスとしか言いようがない。仮定法を使う機会がそれなりにあったから、難しい問題は難しいかも知れない。
厄介なんですよ、『如く』は。勧められたところで食指が動かないという人が多いのですから。僕にしたって数年前まで「ヤクザのゲームなんかどうでもいい」と考えてスルーしておりましたから、やらない人の気持ちは良く分かります。そればかりか、7だの8だのといったナンバリングまで目にすると、手を出す気など消し飛ぶでしょうね。とはいえ、アホほどシリーズが続いているからには、続いているなりの理由はあるはずなので、試してみる価値はあるように思います。僕は『龍が如く7』からハマった口ですが、『龍が如く0』もしくは『JUDGE EYES』から入るのも良いかと。……という感じで、8の感想を書かずに終わらせようかとも思ったのですが、なんとなくダメな気がするので書きます。「こんなもんか」ってところです。数秒前まではハートの数を1つにしようと思っていたのですが、椎名林檎が良かったので2つにしときます。
ペルソナは我々のような陰キャにもキラキラした十代をエンジョイさせてくれる有り難いゲームなのですが、「これ作ってんのもおっさんなんだな」って思うと切なくなります。
松屋的なお店で牛丼を食べると吉岡里帆に迫られるという展開には夢がありますが、結局のところ迫られた理由は忍者の家の子だからであって、僕やおまえらのような凡人が牛丼を食べたところで同じようにはなりません。結局は家柄かよクソが。
電車やら喫茶店で聞こえてきがちな、さして深い意味もないけど何となく面白い他人の会話を聞いているような感じがしました。視聴後に余韻めいたものは残りませんし、早々に忘れてしまうのでしょうが、観ている間は楽しめるので暇潰しに良いと思います。と書くとまるでディスっているようですが、違うんですよ。この世の中には観るのも苦痛なものなんて山ほどあるわけですから、それらよりはずっと上ってことです。
フレッチャー先生のキチガイっぷりについては言うまでもないとして、スーパーガールを捨てて音楽を選んだアンドリューも十二分にキチガイだと思いました。終盤においては憎み合う狂人同士が音楽を通じて刹那通じ合う美しさのようなものが表現されているように思うのですが、その余韻をもって観客に「良い話だった」と思い込ませてしまうあたりにこの映画の罪深さを感じます。
子供の頃、正月に映画館でやっていたのを観ました。釣りバカ日誌3との2本立てでしたから記憶がごっちゃになっており、合体に次ぐ合体の果てにみちこさんが鯉太郎を妊娠したのがどっちの映画だったか思い出せません。バーホーベンの映画は下品でだいたい面白いのですが、中でもこの映画は当時としては巨額の資金を投入して作られているので、そのぶんおっぱいも3つあります。3つあるおっぱいの件については既に他の方も書いておりますが、この映画には他にも「鼻からビー玉」だとか「割れるおばさん」といった、印象に残るシーンが沢山あるので、暇を持て余しているのであれば観とけばいいと思います。……と書くとゲテモノと思われるかも知れませんが、お話はちゃんとしてますよ。真っ正面から胡蝶の夢に取り組んでいて好感が持てます。
実写化すると荒唐無稽な作品になると思っていたのですが、漫画的な荒唐無稽さを当然に存在するものとして視聴者に飲み込ませる世界観の構築およびその徹底に成功しているという点において、画期的な成果を上げているように思います。これも偏に原作者による徹底した監修の賜物でしょうか。原作者が納得するまで公開しないという特殊な条件を飲んだNETFLIXのおかげでもあるのかも知れません。全12シーズンの構想があるらしいですが、そんなに続くと最終的には老人会みたいなドラマになっちゃいそうです。
タイトルからオサレ映画と勘違いする人もいそうですが、ちゃんとエンタメになってますから、オサレとは無縁な僕みたいなダサ男でもそれなりに楽しむことができます。なあに、エロい目で見ときゃいいんすよ。現在のモラルでは看過されない表現(体型の揶揄など)もありますが、そこは昔の作品ということで割り切ってください。「垢抜けない女がオサレの知識を身に付けて大変身!」的なノリもファンタジーとして割り切ってください。
僕がねっともに登録した作品なので自分でもレビューを書いた方が良いのではないかと思ったのですが、内容をほとんど覚えていません。なぜ登録したのかも覚えていませんが、わざわざ登録しているほどですから、観た直後は面白いと思っていたはずです。ですから評価は💗としますが、どのくらい面白かったかさっぱり思い出せないので💗の数は一つとします。と書いていたらラストシーンをふんわりと思い出しました。具体的に書くことはしませんが「届くわけねーだろ」と思ったような気がします。
Cというプログラミング言語を使って、それなりにプログラムを書けるようになった人が、習熟度を上げるために読む本がこれです。砕けた文体で書かれた雑談やら小話を読み進めていくと、いつのまにかポインタや処理系への理解がガッツリと深まっているという素敵な本です。僕はこの本こそ此の世で最も面白いCの本だと思っています。しかし残念ながら現在この本は絶版となっており、入手が難しくなっています。……と、いろいろ堪えながら書きました。下ネタを書かなかったことを褒めてください。
お話は腐るほどあるデスゲームの王道なんだけど、日本のデスゲームにありがちな頭脳戦の要素を排除することでアホでも競えるようになってる。やさしい。今やこのジャンルの古典となっているバトルロワイアルに寄っているとも言える。僕が良いなと思ったのは、小汚いものが、ちゃんと小汚いところ。小汚い部屋は、ちゃんと小汚いし、小汚い人も、ちゃんと小汚い。そうしたディテイルの説得力って侮れないと思うんだよな。
「世にも奇妙な物語」や「ブラックミラー」や「笑ゥせぇるすまん」の系統にある、一話完結のドラマです。「喪黒福造を女子高生にしてみた」みたいな感じのやつです。タイの学園ドラマなんですが、日本の学校と似すぎているので違和感なく観られると思います。紹介文には「同級生たちや教師たちの悪行を暴いていく」と書いてありますが、半分ウソです。少なくとも勧善懲悪ではありません。「そそのかしてからぶちのめす」という勧悪懲悪のマッチポンプです。話ごとに監督が違うせいかクオリティーにはムラがあり、面白い回もあれば、見るに堪えない回もあるので、全話観るにはある程度の堪え性が必要かと思います。
初見時はクソガキだったんで良く分からなかったんですけれど、バブル崩壊から数年後、人々がデフレという言葉を意識しだした1996年という時世に、「むかしむかし、“円”が世界で一番強かった頃」という語りから映画をスタートさせた岩井俊二はド天才なのだと今では思うことができます。
僕はこの作品こそが日本のモキュメンタリー映画の頂点の次あたりに君臨するものと信じております。一度目にしたら一生忘れられないような愛すべきキャラクターがいっぱい出てきます。ホラー映画ということで身構える人もいるかと思いますが、少しも怖くないので安心してください(ホラー映画を観すぎている人の「怖くない」という言葉を信じてはいけません)。白石シネマティックユニバース(およびスターシステム)にも組み込まれている作品ですから、他の白石作品を観るためのリテラシーを培うこともできます。まあ、そんなリテラシーを培ってみたところでクソの役にも立たないんですけどね。
えー、19世紀のロンドンの社交界を舞台としたゴシップガールです。有色人種の貴族が登場するという点に違和感を抱く人もいるようですが、そこは「有色人種でも貴族になれる架空のロンドンなのだ」と割り切れば良いだけの話です。もとより「これは茶番なのだ」と開き直るような演出が施されているのですから、茶番として楽しめばいいんじゃないすかね。テンポが良くて、とても観やすく、気の利いた台詞も多く、金も掛かっており、良く出来ているとは思いましたが、上流階級のゴシップだとか、貴族令嬢の愛の行く末なんて、僕にはどうでもいいっすよ。