フレッチャー先生のキチガイっぷりについては言うまでもないとして、スーパーガールを捨てて音楽を選んだアンドリューも十二分にキチガイだと思いました。終盤においては憎み合う狂人同士が音楽を通じて刹那通じ合う美しさのようなものが表現されているように思うのですが、その余韻をもって観客に「良い話だった」と思い込ませてしまうあたりにこの映画の罪深さを感じます。
最初見た時めっちゃ軍隊やんと思った、そして途中の天才を殺す言葉は上出来だというところがとてもよかった。
びっくりするところが2、3点あって緊張感がこっちにも伝わってくるおもろい映画だったのと芸事の世界はとても厳しいというのと狂気の中で生きているんだなーと思った作品だった
逆らえない相手に徹底的にいじめられる追体験ができる。パワハラ、モラハラする人が身近に来てしまったりなど人生の中でこういう状況にはまってしまう可能性は必ずあるので、自分だったらどうするか考えると理不尽な状況に置かれた時の予行演習になるのではないでしょうか。
主人公が自身のスタンスに悩んだり、夢を追い続けるか葛藤することがない。
人生を左右するような重要な決断を下すシーンなどもない。
途中で発生する障害はどこまでも物理的なものや制度的なもの。
上手くいきそうな人が上手くいっただけの話としか思えなかった。