子供の頃、プールの中でウンコしたことがあります。水面に浮かぶウンコから逃げ惑う人々に紛れながらの逃走を試みたのですが、海パンの尻のあたりがこんもりしていたのですぐにバレました。そしてプールは休業となり、プールの水は取り替えとなり、僕は親父に殴られました。僕の名前は歴史に残らないでしょうが、あの日、僕がしたウンコから何らかの気付きを得た人が、のちに偉業を為している可能性はなきにしもあらずだと思います。
暫定GOTY。
フランス産JRPGという謎のジャンルのゲームです。JRPGと言うくらいですから戦闘はターン制のコマンドバトルなんですが、防御コマンドが存在しないので敵の攻撃のタイミングに合わせて回避やらパリィやらを駆使することが重要になります。これを行うには敵の攻撃を覚える必要があるため初見殺しとも言えますが、リプレイが容易なので苦になりません。こうした仕様から、JRPGというよりも、まるでソウルライクのゲームをプレイしているような気分になれます。もちろん、アクションが苦手でもやりようはあります。要は、相手に攻撃をさせる前に倒してしまうか、全て食らっても生存できるビルドを組めば良いわけで。面白いかどうかで言うと、物凄く面白いです。ラストまで右肩上がりに面白くなります。ありがとうゲームパス。
何かと話題なので評判の良いマンガ版を読んでみました。ナーロッパではあるのですが、異世界転生モノではなく普通のファンタジーに近い印象でした。変なクセもなく読みやすかったので普通に面白かったです。既刊7巻。
朝ドラを見るのは「あまちゃん」以来。近年で一番評判が良かったみたいなので再放送を見てみました。
面白くなかったです。内容としては戦時中の関西を舞台に親子3世代を通しての100年間描くという壮大な話。
まず、びっくりしたのは50歳近い深津絵里が10代の役を演じたこと。そこで戦うことは諦めたのだなと思いました。
あと、タイトルからしてラジオの英会話講座が軸になるストーリーかと思いきや、
もはや和菓子作りや劇中の時代劇がメインになっているアンバランス感。
「結局すべての元凶は濱田岳」「夫のオダギリジョーが30年以上無職」という理不尽な環境。
最後の方で取ってつけたようにラジオ講座を聞き始めて気が付くと英語を習得している都合のよさ。
「侍ベースボール」なんていうつまらなそうな映画が大ヒット。
最後には伏線を回収するのですが、80話くらいゆるゆると伏線を張っています。
その伏線が回収されるのが見え見えなのであまり興味を持てない状態が長く続いた感じです。
そうそう。京都在中なのに阪神淡路大震災をスルーしたのにも驚きました。
なんだかパラレルワールドを見ているような気持になりました。全113話。
三体シリーズの第一部では、不可思議な現象「ゴースト・カウントダウン」が起き、それが異星文明の侵略によって地球に送られた量子スーパーコンピュータ「智子」の仕業であることが判明。
地球文明より圧倒的に進んだ技術力を持つ三体文明が地球を侵略せんとするその事実に戦慄し、絶望する。
その絶望がスタートラインとなっている第二部では、文明の存続のために残された四世紀という時間で、人類がいかなる生存戦略を取るかが重厚に描かれる。
物語の中核となる面壁計画のコンセプトを聞いたとき、まるで読者に対して「これからこの小説では叙述トリックがふんだんに出てきますよ。さぁ、あなたに見破れますか?」と投げかけられているように感じ、なんて面白い設定なんだろうと心が躍った。
しかしその期待は裏切られ、一度物語は予想しない方向に転がり始める。面壁計画は蛇足だったのかと思いきや、さらに翻って最後はそれが要となって物語が終わる。見事。
下巻に入って登場する、タイトルにもある暗黒森林(作中では黒暗ではなくこう表現される)理論は、フェルミのパラドックスの説明としてよくできていると思った。
物語終盤で、最後の、そして真の面壁者として羅輯が三体世界と相対する場面では、この理論を武器に、地球世界と三体世界そのすべてを人質に取り、2つの文明の対立を呆気ないほどあっさりと、だが印象深く収束させてくれた。
それにしても、作中の大衆の感情や世論が、不確かな情報にいとも容易く振り回され、時には狂喜乱舞、また時には阿鼻叫喚となるのは、まるで現実のネット世界を見ているようで・・・
訳者あとがきによると、第三部では物語のスケールがさらに飛躍していくらしい。楽しみだ。
中国発の壮大なSF三部作の、第二部。
第一部で衝撃の結末を迎えた後、作中の世界は一変し、いよいよ物語がダイナミックに動き出す。
第一部に続いて、激烈に面白かった。
下巻に入ってからが本番で、上巻だけでみるとハート4つくらいなのだが、上下巻合わせて評価すべきだと考え両方ハート5つにしている。
三体の魅力は、最新の物理学を土台にしているので筋書きにある程度の説得力がありつつも、SFとしての空想の世界の魅力も兼ね備えている点であると思う。
また訳者の腕も素晴らしく、全編を通して語調が統一されていながら、シーンに合わせて使用する語彙を微調整することで、まるで映画のフィルタのように様々なシーンを見事に描き分けている。
せっかく上下巻あるので、下巻ではネタバレありのレビューを書こうと思います。
この作品を通してもっと星のことについて、宇宙のことについて知りたくなってしまったが、作中の人たちみたいに私はそれほど賢くないので、まずは文字を覚えるところから始めようと思います(オクジー感
ていうかアストロラーベがほしくなる。どこに売ってるんだ。現代技術の力で大量生産してくれ
一部で叩かれているらしいですが、アサクリの中では上位の出来だと思います。ゲーム性は「いつものやつ」なんですが、山と安土城が素晴らしいです。1万円払って購入していたならば💗一つにしていたかも知れませんが、UBIのサブスク(1,800円)でプレイしたので十二分に元は取れました。
中世ヨーロッパをエンジョイできるゲームです。肥溜めにダイブして宝物を探したり、生ゴミにダイブして宝物を探したり、ウンコを投げつけられたりできます。ガチの中世のリアルさを大切にしているゲームなので、何をするにも手間が掛かって面倒くさいのですが、そのおかげか尋常ならざる没入感があります。どれほどの没入感があるかと言うと、ゲームの中にいる夢を見てしまうほどです。僕のゲーマー人生においてゲームの中にいる夢を見ることができたのは、このゲームとFallout3だけです。
住む者に魔女の呪いが降りかかるという館にまつわる、時代も登場人物も異なる複数の物語。
それら物語を経て、呪いの館の真実が明かされていく。といったあらすじのノベルゲーム。
話ごとに、様々な形でロマンスと悲劇の熾烈なコントラストが描かれており、全編を通して恋愛色が強い物語となっている。
Switch版をプレイ、本編と外伝2つを全てあわせて40時間程度。
物語のボリュームがかなりのもので、思っていた3倍くらいあった。
館で繰り広げられる複数の時代の話、そして明かされていく館と魔女の真実、さらに本編を過不足なく補う外伝に至るまで、余すところなく読んでいて楽しかった。
同人ノベルゲー黄金期のような懐かしさを覚えた。演出とか展開とか、かなり「ひぐらしのなく頃に」を思い出す。
敵対しあっている隣国がすれ違いの政略結婚でドタバタする話。話の筋としては王道で安心して見られます。家族で見たり恋愛ものが好きな人が見るには最適ではないでしょうか。ただ尖ったところはないので見ごたえは薄かったです。あと浜辺美波さんの声があまり馴染んでいなかったかなと。
人生で一番最初に完走した洋画(あれはそう、18歳の頃…)。2時間強と長い作品だし、設定は面白いけどストーリーは単調かもしれないけど、それでも心にとても響く映画。雷に7回打たれたおじいちゃんのいちいち打たれたときの回想シーンみたいなのが好き。あれだけどうやって撮ってるんだろうって気になる。
てか今更もう一度見てみたけどめっちゃこの映画泣けるな。普通に涙止まんねえ
毎回2分間だけタイムループする話。主人公やその周辺だけでなく、記憶を保ったまま集団でループするのが新しいところでしょうか。上田誠作品としては「ドロステ」の方が面白かったです。さらに言うと「サマータイムマシン」の方がより面白かったです。