お話は腐るほどあるデスゲームの王道なんだけど、日本のデスゲームにありがちな頭脳戦の要素を排除することでアホでも競えるようになってる。やさしい。今やこのジャンルの古典となっているバトルロワイアルに寄っているとも言える。僕が良いなと思ったのは、小汚いものが、ちゃんと小汚いところ。小汚い部屋は、ちゃんと小汚いし、小汚い人も、ちゃんと小汚い。そうしたディテイルの説得力って侮れないと思うんだよな。
イカゲームはめちゃくちゃ面白い名作ではないけどキャッチーで、デスゲームジャンルにしてはマイナス点が少なく、社会性やヒューマンドラマ要素もちゃんとある。考察や伏線も色々考えたりできるし暇つぶしにはぴったり。
「カイジ」のような「バトルロワイヤル」のような「ライヤーゲーム」のような「トモダチゲーム」のような「神様の言うとおり」のような「ソウ」のようなそんな世界観のような、この手の作品は好きで日本のには少し飽きていたので、韓国ドラマは新鮮で面白い。