聲の形(映画)
【読み】 こえのかたち
聲の形(映画)【 こえのかたち】

小学校で、耳の聞こえない少女をいじめてしまった少年。

罪の意識にさいなまれながらも、やり直したいと思う少年は、高校生いなった少女を訪ねる。

みんなの感想

原作未読。「こんな感じの内容なんだろうなー」と思いながら見始めたらほぼその通りでした。見る人によっては「あの登場人物が許せない」みたいなのがあるようですが、どっぷり感情移入しなかったためか嫌な奴多いなくらいの感覚でした。

アニメーション映画というのと、
絵のタッチが「あの花」っぽかったので、

あ~はいはい「心が叫びたがってるんだ」みたいな感じね。
と、ナメてかかったらまんまと息を呑んでいた。

耳が聴こえない少女が転校して来る所から始まる本作。
主人公はその耳の聴こえない少女をイジメてしまう。

最初はなんてことないからかいだった。
いつの間にかエスカレートしてしまい、遂にはケガをさせてしまう。
大事になってしまった事で、彼の居場所もなくなってしまった。

終盤、気づけば自分の服を握りしめていました。
体験したことのないはずなのに、
なぜか自分の話のような感覚になってしまう映画。

どこか遠い昔に置いてきた罪悪感を、
この作品が拭ってくれるんだ。

この映画に出てくる人物はそれぞれ異なる弱いところを持っている。

なので、視聴者みんなに思い当たる部分を突き付けてくるので,映画の人物を通して、自分自身を見つめ直し、自分の弱さと向き合う機会を与えてくれる映画。

そして、いじめや差別、人との向き合い方や,死について考えさせられる。

重いテーマだが生きる上で、向き合っていく必要のあるテーマだと思う。