アニメーション映画というのと、
絵のタッチが「あの花」っぽかったので、

あ~はいはい「心が叫びたがってるんだ」みたいな感じね。
と、ナメてかかったらまんまと息を呑んでいた。

耳が聴こえない少女が転校して来る所から始まる本作。
主人公はその耳の聴こえない少女をイジメてしまう。

最初はなんてことないからかいだった。
いつの間にかエスカレートしてしまい、遂にはケガをさせてしまう。
大事になってしまった事で、彼の居場所もなくなってしまった。

終盤、気づけば自分の服を握りしめていました。
体験したことのないはずなのに、
なぜか自分の話のような感覚になってしまう映画。

どこか遠い昔に置いてきた罪悪感を、
この作品が拭ってくれるんだ。