レビューポイントは「画面作り」「テーマの描き方」「演者の表現」「音楽との組合せ」「感動(新鮮な感情)を持たせてくれるか」「好みじゃなくても鑑賞にのめりこむか」です!
ボーイズラブが少数派や妄想のものだけじゃなくなってきた時代に生まれた良作。
漫画はもとよりアニメまで絵の上手さと、映画としてのテンポや構成の上手さが作品をしっかり支えている。
キャッチコピー「特別じゃない、ただ恋をしている。」もテーマを芯に貫いてこれ以上ないハマり具合。
数ある恋愛ドラマが飽和したなかで、現地ロケをしっかり反映してリアリズム出しつつ、きっちりBLとしての「えろ」「ピュア恋」をアニメ表現として上手く描いている。男女の組合せでは描けないギミックも効いてたりする。