撮影がスゴすぎ、構図や造形は最高にクールで、設定はオタクさを保ってて、過去⇄未来の流れの理解は一見では難しく、ストーリー自体は簡単…。
『映画の「時間」とは何か』を真摯に思考する、監督の眼差しを感じられるのが見どころ。
時間ガチオタ勢おじさんのノーランがオタクの本気を最大限鬼振りした作品。
時間飛び飛び&伏線バリ張りという、一回見ただけじゃ作品を絶対に理解させないぞ!と強固たる意志を見せつけてくる。二回目の視聴からが本番。
そしてCGではなくリアルガチでやる映像のヤバさはもはや変態の域。
「でも僕は解説しないからみんな各々感じ取って勝手に補正しあってね!」というパンフレットにあるいつものノーラン節はまさに神の視点。良作。