TENET テネット(映画)
【読み】 てねっと
TENET テネット(映画)【 てねっと】

「ダークナイト」3部作や「インセプション」「インターステラー」など数々の話題作を送り出してきた鬼才クリストファー・ノーラン監督によるオリジナル脚本のアクションサスペンス超大作。

「現在から未来に進む“時間のルール”から脱出する」というミッションを課せられた主人公が、第3次世界大戦に伴う人類滅亡の危機に立ち向かう姿を描く。

主演は名優デンゼル・ワシントンの息子で、スパイク・リー監督がアカデミー脚色賞を受賞した「ブラック・クランズマン」で映画初主演を務めたジョン・デビッド・ワシントン。

みんなの感想

頭の良い人にはウケる作品。

あと話の構成も賢い人が考えた印象。

途中までは歯を食いしばりながら頭をフル回転して頑張ったのですが、気が付いたら「クレイジーダイヤモンドみたいだなあ」という感想しか出なくなっていました。1回の視聴では理解しきれませんでした。

撮影がスゴすぎ、構図や造形は最高にクールで、設定はオタクさを保ってて、過去⇄未来の流れの理解は一見では難しく、ストーリー自体は簡単…。

『映画の「時間」とは何か』を真摯に思考する、監督の眼差しを感じられるのが見どころ。

内容を全て理解できたわけじゃないが、視覚から聴覚から全てが満たされた気分だった。

普通の映画のループではなく、逆再生する視点が最高に面白かった。

全て理解が追いついた頃には💗が5つ揃うだろう。

時間ガチオタ勢おじさんのノーランがオタクの本気を最大限鬼振りした作品。

時間飛び飛び&伏線バリ張りという、一回見ただけじゃ作品を絶対に理解させないぞ!と強固たる意志を見せつけてくる。二回目の視聴からが本番。

そしてCGではなくリアルガチでやる映像のヤバさはもはや変態の域。

「でも僕は解説しないからみんな各々感じ取って勝手に補正しあってね!」というパンフレットにあるいつものノーラン節はまさに神の視点。良作。