ずっと家にいますが引きこもりではありません

尖った作品かと思っていたが、障害を扱ったりしている程度で割と王道のストーリーだなと思った。

原作がある話なので、この作品単体で観ると盛り上がり始めた所で終わってしまいやや消化不良な印象。

ホラーというよりは、オカルトサスペンスと言った方がジャンルとしてはしっくりくる。

序盤からチラ見せされていた伏線が中盤でサクサク回収されていく所はわかりやすい作りの上に爽快で面白いと思った。

ただ、クライマックス前あたりに説明パートが増えたのがマイナスポイントと感じた。原作の設定を説明するために仕方なく入れたのかな?

あと、一番根本となる謎が不明のまま終わった気がするのは自分の理解力が足りないからだろうか?考察任せになっている気がした。

ドラクエパロディのコメディドラマ。一般的なコメディドラマというジャンルの中ではかなりコメディ寄りで、むしろドラマというよりはストーリー仕立てのコントをずっとやっているような作品。俳優さん達も「ドラマの間合い」ではなく「お笑いの間合い」に近いテンポで掛け合いをしているので違和感なく楽しめる。

パロディものの宿命ではあるが、元ネタがわからないと何が面白いのかわからない所もあったので、ゲームやドラマ(出演している俳優さん)にあまり詳しくない人にとっては刺さらない可能性も。ドラクエ以外のゲームやアニメのパロディネタも多いので、基本的にオタクにはおすすめ。

始めてから「こんなことができるんだ!」と、ゲームのシステムを理解していくまではそれなりに楽しい。が、それが終わると達成感の薄い作業ゲーと化し、急速に飽きが来る。

ムシ・サカナ・化石などを集めるコレクション要素があるが、集めたところで採ったムシやサカナがいつでも観れることぐらいしかメリットがない。

自分の部屋に自由に家具を置いて部屋を作りフレンドと見せ合って遊ぶこともできるが、大人がやっても大喜利合戦になってしまいがちで、家具を集めるのもなかなか手間なのでよっぽどノリ気な友人がいないとなかなか手が出ない。

流行ってる時に興味本位で手を出した人なら、1週間くらいの暇つぶしにはなったんじゃないかなと思います。僕はその一人です。