オムニボア
マクドナルドの創業者ではなく、フランチャイズによってそのシステムを全米、そして世界へと展開する仕組み作りをしたレイ・クロックのお話。アメリカ映画がこの手の創業者をフィーチャーした映画を作る時は、良い面だけでなく悪い面も描くのが好きなところ。日本人的な感覚だと、クソ野郎に思えてしまう部分も、アメリカではこれこそアメリカンドリームとして、数え切れないビッグカンパニーの誕生という実績に繋がってるのかもしれない。
今のアメリカに刺さる要素がたくさんあるのだろうと考えさせられた作品。アメリカに限らず、資本主義の中で映画で描かれた姿と遠からずな暮らしをしている人たちは実在しており、人が生きていくのには結局何がいるのか、普遍的なテーマと感じた。