映画「グランド・イリュージョン」のルイ・レテリエが演出として加わっているということもあり、そういうものを期待していたのですが、そんな感じでもありませんでした。毎話1つか2つ程度の低い密度で古典的なトリックが展開されるのですが、原典リスペクトと言えば聞こえは良いものの、いずれも「どっかでみたようなやつ」に過ぎないので、さしたる驚きもありません。オマール・シーの立居振舞は大泥棒の名に相応しく思えるのですが、たいしたことをしているように見えません。そこにあのクリフハンガーですよ(ぜひ観てもらいたいで「あの」と書きました)。他の人がどう思うかは分かりませんが、僕にはクリフハンガーのためのクリフハンガーに見えました。つまらなくはないので💗を付けますが、モヤッとした気持ちになりたくなければ続きが公開された後で視聴することをお勧めします。