竜とそばかすの姫(映画)
【読み】 りゅうとそばかすのひめ
竜とそばかすの姫(映画)【 りゅうとそばかすのひめ】

自然豊かな高知の田舎に住む女子高校生・内藤鈴は幼いころ事故で母を亡くし、父と二人暮らし。

母と二人で歌うことが何より好きだったすずは、その死をきっかけに歌うことができなくなっていた。

曲を作ることだけが生きることの糧となっていたある日、親友に誘われ、全世界50億人以上が集うインターネット上の仮想世界<U(ユー)>に参加することに。

<U>では「As(アズ)」と呼ばれる自分の分身を作り、まったく別の人生を生きることができる。

歌えないはずのすずだったが「ベル」と名付けたAsとしては自然と歌うことができた。ベルの歌は瞬く間に話題となり、歌姫として世界中の人気者になっていく。

数億のAsが集うベルの大規模コンサートの日。突如、轟音とともにベルの前に現れたのは「竜」と呼ばれる謎の存在だった。

乱暴で傲慢な竜によりコンサートは無茶苦茶に。そんな竜の抱える大きな傷の秘密を知りたいと近づくベル。

一方、竜もまた、ベルの優しい歌声に少しづつ心を開いていく。

やがて、世界中で巻き起こる、竜の正体探し。

<U>の秩序鵜を乱すものとして、正義を名乗るAsたちが執拗に追いかけ始める。

<U>と現実世界の双方で誹謗中傷があふれ竜を二つの世界から排除しようしようという動きが加速する中、ベルは竜を探し出し、助けたいと願うが、。

現実世界の片隅に生きるすずの声は、たった1人の「誰か」に届くのか。二つの世界が一つになる時、奇跡が生まれる。

みんなの感想

今までの細田さんの作品の感じがちょこちょこ出ていて良かった。

内容もネットネットしてなくて親子の絆であったり友人との関係といった人間関係、ルールというところに焦点が当たっていて面白かった。

劇場での音声迫力が凄かった記憶。

あと、主人公の声優さんが声だけで表現する能力値が異常。

ストーリーがいまいちわかりづらかった。キャラクターの行動も疑問に思うところがいくつもあった。

二時間とちょっとの映画にいろんな要素を詰め込みすぎた感がある。

とはいえ、映像と音楽は素晴らしかった。特に音楽は常田大希がプロデュースしているだけあって、今までに聞いたことのないメロディーと歌詞で<U>の世界観にピッタリ合った、インターネットの規模の大きさを表すような壮大で美しい曲ばかりだった。