この映画を初めて観た時は、中学生の時です。イギリスに憧れていた僕は、ビートルズやオアシスなどを聞きながら、イギリスと言われたものには何でも飛びついていました。その中で観たイギリス映画の作品の中で、これが最初に好きになった映画です。
まず、印象的なのは、テンションが上がるイギリスの名曲が終始流れていることです。あとは労働者階級の英語の発音がすごくカッコいいです。そして問題行動の連続。その全てを淡々とシニカルにドキュメンタリー的に主人公が解説していく。カッコいい。当時、中学生の僕にはこれだけでもワクワクして、ドキドキして、ヒリヒリして、ただただカッコいいと感じられた作品でした。中学生の時に観て良かったのかは別問題として、あの当時はこの作品でイギリスの不良に憧れを持ってしまったと記憶しています。
大人になってもう1回観て振り返ると、作品の中にいるいろんなダメ人間にすごく共感出来る自分がいて、何度観ても面白い映画だと感じています。
そして終わった後に、アンダーワールドの「Born Slippy」を聞いてしまう僕です。現在でもイギリスの文化がすごく好きですが、そのキッカケになった作品の1つです。
面白い。我が家は、毎回の夕食の時間に観ていました。ご飯を食べながら美味しんぼを観ているのは、本当にいい時間でした。食に関する知識だけでなく、社会問題についても学ぶことが出来るアニメでした。全話見終わってしまって、夕食の時間に観るものがなくてしばらく困ってしまいました。衣食住の一つである、食について教えてくれたずっと心に残る作品です。なぜ美味しいのかを丁寧に説明する部分が一番好きな部分です。
最高。面白い。戦う時の考え方を学ぶことが出来ました。「なぜ、この戦いを行うのか。どう戦うのか。そのために必要な物資は何か。利害関係者は誰か。誰と協力するべきか。敵の弱点は何か。どの部下を信頼するべきか。撤退の判断はどうするか。戦った先のビジョンは何か。」そういう部分を丁寧に説明してくれるセリフが多いので、観ているだけで、戦争の戦い方を学んだり、人生を教えてくれる気がしています。「戦略的な敗北は、戦術的勝利では補うことは出来ない」という事実をまさに、この作品を見ながら実感することが出来ます。外交と軍事の表裏一体の関係性、軍事では、政略→大戦略→戦略→戦術の順序があることの再確認、情報と兵站こそ戦争の根幹であること、リーダーの要諦、参謀の重要性、優秀な部下の特徴など、反面教師としての人間の失敗、etc・・・学べた事は、本当に多いです。小説なども合わせながら、何度も観たいと考えています。