気になったのでやってみました。

ガイナックスの初制作作品。

バンダイの映像事業進出の第一歩として企画された。

制作当時メインスタッフのほとんどが20代。

人類初の有人宇宙飛行をめざして作られた王立宇宙軍の物語はホリエモンを熱狂させたことでも知られ、その他幾多もの情熱、夢、浪漫を飛翔させる原動力としていまだにその輝きを放つ。

坂本龍一が担当した音楽も最高で、何かチャレンジする際はいまだにテーマ曲が頭の中で流れます。

悩める若者も中高年もあらためて見てほしい傑作。

(続編の『蒼きウル』も待ってます!)

ビートたけし名義での初監督作品。

映画監督として見事に美学、センチメンタリズム、芸術性を発揮していくなか、暴力と下品とパロディに振り切られた怪作。

のちの『監督ばんざい!』の原型的なモード。

もう一作、二作、こちらの作風のものもぜひ制作してほしいところ。

松本人志の第一回監督作品。

吉本興行、映画製作進出第一弾。

ワイドナショーとアマプラシリーズで政治と創作のバランスをほどよくとった印象のまっちゃんですが、映像作品もそろそろまた見てみたいです。

円谷プロを踏襲し、若干の政治風刺も織り込まれた本作。

ややダレる部分もありながら試みとしては好きでした。

少し前、2025大阪万博のHPを見たら、よしもとによる環境問題への草の根の取り組みが紹介されていた。

1970大阪万博ではハマちゃんの父がソ連館のペンキを塗ったそうだ。

小松左京、円谷英二、岡本太郎らの遺伝子を感じさせるロゴマーク、通称・いのちの輝き(コロシテ)の選出。

そして安倍総理の辞任発表のあったいま、松本と吉本が大日本人で何を伝えたかったのか、あるいは何を伝えられなかったのか、いまいちど再見したい。

個人的には大日本人は映画ではなく、ゲームでやってみたかったです。

数年にいちど見返すのですが冒頭から泣く。

70年代末から80年代にかけてのポルノ業界版『アメリカの夜』。

傑作だらけのPTA監督、一本だけなら私はこれにします。

ダーク・ディグラーよ永遠なれ。