自己満で書いてます

「三日間の幸福」
この題名はこの小説において打って付けの題名であると
読後に感じることができた。

初めは主人公の弄れた性格と本人も述べているが
周りから疎外されるような行動や言動に好意を持てず
自分も実際にこういう人がいたら避けてしまうであろうと登場する第三者の気持ちに寄り添って読み進めた。

かしミヤギと出逢って主人公は大きく変わる。
余命2ヶ月になってからふたりは幸せな日々を過ごす
私自身も中盤からかなり幸福感を得られた
ふたりの日々がとても身近に感じられるようだった

とても心温まるストーリーなので少しでも気になれば
是非、一度手に取って多くの人に実感して貰いたい。

他の方の感想と内容が似てしまうが
目の前のことを堅実にやること、
人を信用し、頼ること。
そして健康でいること
これらが自然に幸せを掴むことに繋がると知った。

そして才能を手にしていてもそれを開花させるには
ある程度のタイミングが必要であるということ

人は窮地に追い込まれたときに本領発揮すること

そのような考えをこの一冊から大いに学ぶことができた。

この本に出逢えてよかった。
そう思えるような、素敵な一冊でした。

三秋縋さんの小説の中で一番お気に入りの小説です。