ひろです。

中国発の壮大なSF三部作の、第二部。

第一部で衝撃の結末を迎えた後、作中の世界は一変し、いよいよ物語がダイナミックに動き出す。

 

第一部に続いて、激烈に面白かった。

下巻に入ってからが本番で、上巻だけでみるとハート4つくらいなのだが、上下巻合わせて評価すべきだと考え両方ハート5つにしている。

 

三体の魅力は、最新の物理学を土台にしているので筋書きにある程度の説得力がありつつも、SFとしての空想の世界の魅力も兼ね備えている点であると思う。

また訳者の腕も素晴らしく、全編を通して語調が統一されていながら、シーンに合わせて使用する語彙を微調整することで、まるで映画のフィルタのように様々なシーンを見事に描き分けている。

 

せっかく上下巻あるので、下巻ではネタバレありのレビューを書こうと思います。