「21世紀のある日、東京、銀座に、突如として『門』が現れた。異世界とこの世界をつなぐそれからなだれ込んできたのは、『剣と魔法の世界の軍勢』よろしく、騎士と竜と化物によって構成された侵略者たちだった。
無辜の一般市民に多大な犠牲が出たものの、警察や自衛隊が組織だった反撃を始めれば、戦力差は圧倒的にこちらの優位であった。『敵』の軍隊を鎮圧した日本政府は、反撃のため、調査のため、利権のため、友好のために、自衛隊を『門』の向こうに送り込む。
隊員たちの中には、銀座の事件における避難誘導で一躍英雄となっていたオタク自衛官、伊丹の姿があった。」