「忠臣蔵」を題材に、限られた予算の中で仇討を果たそうとする赤穂浪士たちの苦労を描いた時代劇コメディ。
堤真一と岡村隆史がダブル主演し、監督・脚本を「殿、利息でござる!」の中村義洋が務めた。
元禄14年3月14日。清廉潔白な赤穂藩主・浅野内匠頭は、かねて賄賂まみれだった吉良上野介に江戸城内で斬りかかり、
即日切腹を言い渡される。突如として藩主を亡くした赤穂藩士たちは路頭に迷うこととなり、
筆頭家老の大石内蔵助は勘定方の矢頭長助の力を借りて財源の確保などに努めるが、
そうした努力や幕府への働きかけも虚しく、お家再興の夢は絶たれてしまう。
それでも一向に討ち入る様子のない内蔵助だったが、江戸の庶民たちは吉良への仇討を熱望。
しかし討ち入りするにも予算が必要で、その上限の都合上、討ち入りのチャンスは1回きり。
予算内で仇討を成功させるべく奮闘する浪士たちだったが……。
金欠に悩まされるリーダー・内蔵助を堤、ワーキングプアなそろばん侍・矢頭を岡村がそれぞれ関西弁で演じる。
中村義洋監督作品は好きなものが多いので割と期待したのですが、面白くなかったです。中途半端で冗長でした。ここのところ3作時代劇が続いていますが「殿、利息でござる!」は良かったものの「忍びの国」と今作はつまらなかったです。