『愚行録』(ぐこうろく)は、貫井徳郎の同名ミステリー小説を映画化したもの。
エリートサラリーマン家庭であった田向一家惨殺事件から1年経ち、事件は犯人が見つからないまま迷宮入りしていた。その時、ある記者が、田向夫妻の同僚や学生時代の同級生、元恋人などに、夫妻との思い出や人柄についてインタビューして回る。すると、一見理想的な夫婦と思われた二人の本性が現れてくる。
「わけありの雑誌記者が1年前に起こった未解決殺人事件を追う」話。終始ぞわぞわとした不穏な雰囲気が漂っていて良かったです。「警察無能すぎ問題」や「30代の役者が大学生を演じる違和感問題」はありますが、個人的には良作。