美女と野獣(映画)
【読み】 びじょとやじゅう
美女と野獣(映画)【 びじょとやじゅう】

魔女の呪いによって、野獣の姿に変えられてしまったわがままな王子。魔法のバラの最後の花びらが散るまでに、心から人を愛し、愛されなければ、永遠に醜い姿のままになってしまいます。ある日、そんな野獣の元に美しく聡明な娘ベルが現れます。呪いで家具や道具に変えられてしまった城の家来たちは、彼女こそ呪いを解いてくれるのでは…と期待するのですが、ベルは野獣の傲慢さに心を閉ざしてしまいます。残された時間はあとわずか。果たして、愛の奇蹟は起きるのでしょうか。

みんなの感想

ディズニープリンセスが出る映画なので、ベルに焦点が当たる映画かと思いきや、この物語の本質は野獣の精神的な成長ではないかと感じた。

まずこの野獣もとい王子、くさそうなブサい物乞いババアを家に泊めないという選択をした結果、ババアは突如美人へと変身し、「人を見た目で判断する愚か者!」と王子を野獣の姿に変えてしまう。(ついでに使用人全員、女子供関係なく異形の姿に変えてしまうとんだ魔女ババアである)

バラの花びらが落ちる前に愛し愛されなければ一生野獣の姿のまま。そのあとまあなんやかんやあって(適当)ベルと野獣は出会ってしまうのだ。野獣は最初は傲慢で、食べ方もきったねえし、ベルを吠えて怖がらせたりもしてしまうが、ベルの芯からの強い気持ちに少しずつ曲がった心が正されていく。まあ色々あって(雑)最終的には野獣は改心し優しい王子になる・・・のだ。変わったのはベルではなく、野獣なのである。個人的には野獣の心境の変化やラストシーンに強く心を打たれた。

まあベルもベルで野獣を最初やっぱり怖がってしまうんだけど、まあ人語を解する二足歩行の猛獣を怖がるなと言う方が無理だよ、ま、多少はね?