「ゆれる」「永い言い訳」の西川美和監督が役所広司と初タッグを組んだ人間ドラマ。これまですべてオリジナル脚本の映画を手がけたきた西川監督にとって初めて小説原案の作品となり、直木賞作家・佐木隆三が実在の人物をモデルにつづった小説「身分帳」を原案に、舞台を原作から約35年後の現代に置き換え、人生の大半を裏社会と刑務所で過ごした男の再出発の日々を描く。
人を殺して長年刑務所で生活してきた元ヤクザが、出所後普通の生活に馴染もうとする話。いつもは役所広司の演技がどれも同じに見えるのですが、これは魅せられました。ちゃんと社会不適合者でした。