転職のために東京にやってきた、天月みちる、20歳。
道中、広大な東京駅とその人混みにまるで慣れず、みちるは少しボーっとしている内に荷物のカバンをひったくられてしまう。
弱点の内気さから満足に周りに助けを求められずにいると、ひったくりの足をひっかけて転ばし、みちるのカバンを取り返してくれた「オトナっぽくて綺麗な理想の女性」との出会いが。
みちるの東京での住居となった女性専用シェアハウス「ステラハウス春野」。
住人は他に3名おり、一人はみちるとの初対面で酔っ払いながら公共のソファーに寝そべっていた、何かにつけて飲兵衛気質な「桐山直」。
みちるを駅まで迎えに来てくれた色気たっぷりのお姉さんは「緑川香枝」。
歓迎会用に取っておいたビールを既に数本開けていたことがバレた直は、みちるへのお詫びとして「エビスのおいしい注ぎ方」を披露したり、香枝はお酒のつまみを作ってくれたり・・・。
存分に楽しんだみちるは、二人と職業の話に興じる。
みちるはベンチャー企業の営業職。
直はアパレル。
香枝はウェディングプランナー。
早くも直や香枝に抱きつかれるほどの仲になったみちるは、そこにもう一人の住人が帰ってきて姿を見るや大層驚いた。
「みちるの1歳上」だというその女性は、直の妹で「桐山真」という名前の大学生であり、東京駅でみちるを助けたあの女性でもあったのだった!