本シリーズは基本的には第壱部の『神さまの言うとおり』と第弐部の『神さまの言うとおり弐』の二つの漫画で構成されている。また、第弐部の終了後には前日譚として『神さまの言うとおり零』全4話がマガポケで連載され、試練の謎とアシッド・マナ誕生の秘密が描かれた。
『漂流教室』や『バトル・ロワイアル』、『リアル鬼ごっこ』など、死の因果に薄い一般人が突然に生き残りを懸けた不条理に巻き込まれるサバイバル・シチュエーション・ホラーの流れを汲む作品。古来から知られている遊びや事物を基にした殺人ゲームの意外性と、滑稽なほどに単純明快なルールの下で生死を分かつ非情さのコントラストが特徴的で、その奇想天外な進行は仕掛けた首謀者も事態の全容も全く見当をつかせぬほどのスケールを出している。なお、単行本の次回予告はかなり特徴的。
金城宗幸の原作デビュー作ということで見ました。少年マガジンで連載していた中高生向けのデスゲームという感じ。基本的に似たような展開の連続でマンネリ化していて、登場人物の魅力なさも相まっていまひとつでした。全5巻+全21巻。