パリに行って成功する「前の」シャネルをメインに描いた映画。
前情報なしに見ると恋愛的な側面が本当に多く、
なぜNO.5やリトルブラックドレスなどの革新的なアイテムが生まれたのかについては語られないため、
そのあたりについては結構がっかりする。(調べなかった自分が全面的に悪いが
しかしながら周りの女性たちがまだコルセットやドデカイ帽子を被っている中で
シャネルの作成した服はシンプル………素朴だけれども動きやすくて斬新で、
作中の中ではとても良い意味で浮いて見える。
洋服を作るシーンは本当に少なかったものの、その姿や服や帽子が作られていく空間そのものが芸術作品のように綺麗。
個人的にはがっかり感のほうが強かったけれど良かったシーンも点在していたので
観るか悩んでいるのなら一度だけ目を通してみても良いんじゃないかなと思います。