あんころもちが食いてぇ
期待してたアベンジャー感は無くは無いが少ない。
日本の生死感や宗教観、社会のストレスみたいなものに関してはいろんなエッセ
ンスがちりばめられている感じ。
そのため、精神的に追い詰められていく感じがうまく描かれすぎて、霊の登場が
ほぼ必要ない。しかも、後半になればなるほどその傾向がつよくなるという。
育児ノイローゼから悪い霊媒師に引っ掛かり、家庭崩壊、貧困を経て子供を虐待
した親の妄想という見え方を脱し切れなかった感がある。
新婚さんと、育児中の方は見ない方がいいかも。
原作は澤村伊智、霊媒師姉妹の「比嘉姉妹シリーズ(ひがしまいシリーズ)」の
第1作目とうことらしい。映画でも姉妹の関係が面白く、彼女らとオカルトライター
野崎とのやりとりがもう少し見てみたい。
姉妹とオカルトライターを通して社会の闇を描く人間ドラマかアベンチャー感を強
めて、霊媒師VS霊の超能力バトルのおバカ映画にするか。
原作を読んでないが、原作に配慮しつつ好きな事やった中途半端感が否めない。
オムライスとブログはいらない。